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町政の動き 第1回(令和5年2月から8月)

最終更新日:

 朝夕はようやく涼しくなり、初秋の過ごしやすい時節を迎えました。

 私にとりましても、令和5年1月30日の町長就任以来、慌しい日々の中で7か月が経過しました。

 この間、昨年度までコロナ禍で中止せざるを得なかった行事やイベント、対面での会議等も徐々に再開することができるようになりました。

 今回から、施政方針に掲げる『ひとが輝き 地域が輝く まちづくり』を推進していくにあたり定めた各々の政策の柱に沿って、これまでの取り組み状況について報告していきます。

町の産業を担う人づくり

(1)町産業団体まちづくり懇談会を開催      ―3月17日(金曜日)―

 町内の各産業分野における現状と課題について、改めて再認識し、今後の施策に生かしていくため、農業協同組合、漁業協同組合、商工会、建設業協会、保育所連絡協議会、社会福祉法人、九州電力(株)苓北発電所の関係者にお集まりいただき、情報交換を行いました。

(2)企業立地協定調印式開催            ―4月20日(木曜日)―

 現在、町のふるさと納税受付代行などの業務を受託されている(株)アースコーポレーション(本社:玉名市)に、サテライトオフィスとして再整備した旧郷土資料館(白木尾)の一室を事務所として利用していただくことになり、調印式を行いました。

(3)「ワーキングスペース富岡城東角櫓」オープン  ―5月1日(月曜日)―

  令和4年度に環境省の助成を受け、ワーケーションスペースとして再整備した富岡城二の丸東角櫓の利用を開始しました。

施設の利用促進を図り、交流人口の拡大や新たな企業進出、移住定住につなげていけるよう、引き続きPRをしていきます。

  • ワーキングスペース富岡城東角櫓2


(4)「苓北・天草風力発電事業」立地協定調印式開催 ―6月27日(火曜日)―

 苓北町(1基は天草市に跨る。)に建設される「苓北・天草風力発電所」に関する立地協定を、町と苓北風力合同会社、発電所建設業者である東光電気工事株式会社の三者で締結しました。

 風力発電所は、苓北町と天草市の山林に、直径117メートルのプロペラ型風車13基が建てられる予定で、2026年(令和8年)に運転開始の予定です。

 なお、事業着手にあたり、サテライトオフィスとして再整備した旧都呂々中学校の教室3室(ピーク時は全7室の予定)を事務所として利用していただいています。

(5)「国土強靭化施策」「過疎地域振興施策」「半島振興施策」「食料・農業・農村政策」について、県選出国会議員へ要望         ―8月1日(火曜日)―

 苓北町の重要課題である①国県道整備や町道改良・舗装、海岸保全、漁港施設補修などの国土強靭化施策、②過疎地域に対する総合的かつ積極的な支援、③長崎(茂木)・天草(富岡)間航路利用促進及び当該港湾施設等の周辺整備などの半島振興施策、④食料分野における「適正な価格形成に向けた食料システム全体での仕組みの構築」と、令和6年4月1日から適用される物流や運送業等の働き方改革関連法改正に伴い懸念される、農産物等の輸送日の遅れや送料の上昇に対応するための対策を含め、農産物等生産者の所得確保の取り組みについて、熊本県選出の国会議員4名へ各々要望を行いました。(要望者:町長、議長、副議長、議員6名)

(6)「天草灘サンセットクルージング」個人向けの運航も開始 ―8月12日(土曜日)―

 令和4年度に新たな観光商品として造成したサンセットクルージングは、本年5月1日から団体予約での運航のみを行っていましたが、8月から11月までの間、毎月第2、第4土曜日には、個人向けの運航も開始することにしました。

 運航期日は、8月12日、26日、9月9日、23日、10月14日、28日、11月11日、25日、料金は(一人あたり)大人(中学生以上)3,000円、小人1,500円です。予約方法等詳しいことは、運航を行う苓北観光汽船(株) 電話35-0705へお問い合わせください。

サンセットクルージング別ウィンドウで開きます(外部リンク)

  • サンセットクルージングパンフ写真


町の未来を担う人づくり

(1)庁内子育て支援対策会議を開催

 少子化や進学・就職に伴う町外転出による人口減少を抑制するため、出会いから結婚・出産・子育て・教育に至るまでの総合的な子育て支援のさらなる充実を図るため、これまで7月4日と8月2日の2回、庁内対策会議を開き、子育て支援対策の拡充について検討を続けています。

 今後、庁内会議の内容をとりまとめ、「苓北町子ども・子育て会議」での審議を経た上で、次年度以降の予算に反映させていきます。

(2)苓北町立小学校再編に伴うアンケート結果報告会を開催

 重点課題である町内小学校の統合問題については、令和4年度に実施した保護者等アンケートの結果についての報告会を、8月1日(火曜日)から4日(金曜日)までの4日間で地区毎に開催しました。

 アンケート配布数291人、回収数254人、回収率は87.3%で、報告会参加者数は、全体で76人でした。

 今後、報告会での意見結果も含め、地域や保護者等の代表の方々などで組織する学校教育審議会での協議・答申を踏まえながら、引き続き慎重に検討を進めていきます。

町を興す人づくり

(1)「地域づくり実践塾」を開設

 「町づくりは人づくりから」。様々な分野でそのリーダーとなる人材を発掘、育成していくため、「地域づくり実践塾」を開設しました。

 苓北町が目指す「人が輝き 地域が輝く まちづくり」を実現するために、町民の皆様と未来に向けたまちづくりを考え、語り合う場として公募を行い、農業や自営業、会社員、町職員など17名の方々に参加いただいています。

 これまで、第1回(6月4日)、第2回(7月3日)、第3回(8月2日)の3回開催し、ワークショップにより話し合いを進めてきました。

 第1回では、私からのミニ講話、先に実施した「まちづくり懇談会」の意見についての課題提供と、参加者の皆様による自己紹介、意見交換を行いました。

 第2回と第3回では、話し合うテーマを①子育て支援②移住・定住に絞り、4グループに分かれて、理想像と課題の検討、解決策の検討を行ったところです。

 今後の第4回、第5回では③農林水産業④観光をテーマに話し合い活動を行う予定です。

  • 地域づくり実践塾


(2)「公園整備計画策定ワークショップ」を実施

 第2期苓北町子ども・子育て支援事業計画に基づき、その基本理念である「安心して子育てできるまち」の実現のため、ユニバーサルデザインを念頭に子育て世代を始めとした町民の憩いの場として、更には、災害時に威力を発揮する防災機能を有した公園の整備に向けて、「上津深江広域避難地」を活用して、町民の皆様のアイデアを反映した町民参加による公園整備を計画しています。現在、公募により応募いただいた子育て中のお母さんをはじめ12名の皆様にご参加いただき、ワークショップにより、意見、アイデアを出していただいています。

 7月23日の第1回ワークショップでは、現地確認などフィールドワークを行い、「公園に必要なもの」について考えていただきました。また8月17日の第2回では、遊具やトイレなどのゾーン配置について、グループ毎に話し合いを進めてもらいました。

 今後、10月までを目標に定期的にワークショップを重ね、公園計画をまとめていただくよう進めていきます。

(3)「運動・スポーツ習慣化促進事業」への取り組み

 40歳から65歳の後期働く世代を対象に、働く世代からの体力維持・フレイル予防に向けて、スポーツを始めるきっかけと継続モチベーションづくりのための事業を開始しました。

 この事業は、スポーツ庁の助成事業(該当分は全額補助)を活用し、①AIを活用した運動能力測定、②スポーツ実施の阻害要因を考慮したスポーツ実施のための環境創出(いつでも、どこでも実施できるスポーツコンテンツのオンライン配信)、③SNS等を活用したスポーツのリマインド(良さの再確認)や簡易ポイントシステム等、習慣化への後押し、④スポーツ資源マップ作製によるスポーツ施設等への誘導、などに取り組むもので、100名を超える皆様に申し込みをいただいています。

 将来的には、町民の皆様の心と体の健康づくりと健康寿命の延伸をさらに図っていくため、ご自身で健康づくりやスポーツ施設等を利用した生涯学習、健康づくりやスポーツ活動に対する「地域健康ポイント制度」の創設を目指していきます。

  • digsports3
  • digsports5


(4)「メタバース連動型エイジテックサービス創出事業」への取り組み

 メタバースとは、meta(超える)+universe(宇宙)を掛け合わせた造語で、VR(仮想現実)とブロックチェーン技術を組み合わせた、現実では困難な体験も実現できるデジタル空間のことです。

 苓北町では、町の高齢者に関する課題である「高齢者の外出機会の減少に伴う心身の健康不安」に対し、メタバースを解決手段とする小規模実証と次年度以降の具体的な事業へ向けて計画策定を行っていきます。

 幸い、苓北町は、既に町内全世帯・事業所に光ファイバー網を構築していますので、整った情報通信環境とケーブルTV技術を有効活用し、メタバースと連動した高齢者向けの見守りや交流サポート事業などの創出と関連企業の誘致を目指していきます。

 今年度は、8月23日に本事業の業務における協議体である「めたばあす課」キックオフ会議を行い、具体的な事業に取り組んでいきます。

 なお、本事業は、一般財団法人地域総合整備財団(ふるさと財団)の「地域イノベーション連携モデル事業」(助成額:事業費の3分の2)の採択を受け実施するものです。

  • めたばあす課1-2
  • めたばあす課2-2



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