苓北町は、令和５年１１月２７日に「苓北町脱炭素宣言」を表明しました。

苓北町脱炭素宣言

　近年、地球温暖化が原因と考えられる気候変動の影響により、豪雨災害や猛暑など世界規模で深刻な気象災害が発生し、私たちの身近な生活環境にも様々な影響をもたらすことが懸念されます。

　このような気候変動の問題に国際的に対応するため、２０１５年に合意されたパリ協定では「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて２℃未満とし、１．５℃に抑えるよう努力する」という世界共通の目標が掲げられ、この目標の達成に向けて、我が国も２０２０年１０月に「２０５０年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」ことを宣言しました。

　地球温暖化対策を着実に推進していくためには、これまで以上に環境問題への強い危機意識を持ち、町民や事業者、行政が一体となって再生可能エネルギーの導入、省エネルギーの更なる推進をはじめ、農地や山林、海洋の保全活動などに取り組む必要があります。

　このような状況を踏まえ、苓北町においては施政方針である「人が輝き 地域が輝く まちづくり」の実現に向けて、美しい自然と悠久の歴史が調和した豊かな郷土を守り、次世代へ継承していくため２０５０年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すことを宣言します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和５年１１月２７日　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苓北町長　山 﨑 秀 典　

「苓北町脱炭素宣言」について

　地球温暖化の影響は一人一人の暮らしや命に関わる身近な問題となり、これまで以上に地球温暖化対策の取り組みが求められています。そのような中、苓北町では２０５０年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目標に「苓北町脱炭素宣言」を行いました。

　令和６年度は地域脱炭素と省エネルギー推進に伴う詳細な計画づくりに取り組んでいます。また、令和７年度から本格的な脱炭素事業の着手を予定しています。苓北町ゼロカーボンシティを目指し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続していきます。

　目標の実現には、地域に住まうお一人お一人が省エネルギーや再生可能エネルギーのことを意識して脱炭素に取り組むことが不可欠です。脱炭素社会の構築に向けたご協力をお願いいたします。